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      リン酸エステル油の管理       
EPT

 

EPT.jpg

EHCオイル専用に開発した酸化物除去フィルター、水分除去装置、微粒子除去装置

 

 
 

 

 

 
 

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FTIRによるオイル分析・評価

カテゴリー:分析装置・その他

 

FTIRで潤滑油を分析してみました。

使用前後の潤滑油をATR法(ZnSeプリズム、10回反射)と透過法(0.5 mm KBr固定セル)で測定しました。長期間使用された潤滑油はコンタミネーションや酸化劣化などによる品質低下が懸念されるため定期的な検査や交換が必要です。
上記測定結果より、今回測定した潤滑油はパラフィン系炭化水素を主成分としていることが分かります。パラフィンの空気中での変性としては酸化劣化がよく見られますが、使用後潤滑油の測定結果に関してC=O伸縮振動(1720 cm-1付近)やO-H伸縮振動(3400 cm-1付近)の領域に顕著な吸収の増加は確認できません。しかし、3650、1230、860 cm-1付近などに吸収ピークの減少が確認できます。なお、この違いはATR法での測定結果よりも透過法での測定結果の方が明確に現れています。これは固定セルの光路長(0.5 mm)がATR法のもぐり込み深さよりも長く、微小なピークを高感度に検出できるためです。

測定装置 :IRPrestige-21
測定方法 :多重反射ATR法 ZnSeプリズム、透過法 光路長0.5mm KBr固定セル
分解、積算 :4 cm-1、20回
検出器 :DLATGS

 znse.png

 

kbr.jpg

 
 
sptl.png

 

使用前後での違いを明確にするため差スペクトル(使用前−使用後)を求めました。前ページで見られた3650、1230、860 cm-1付近のピーク以外にも、使用により減少したピークが多数確認できます。 ATR法と透過法とでほぼ同様の差スペクトルが得られていますが、1500〜1300cm-1付近に関して、透過法の差スペクトルでは微分形のノイズが表れ、ピークがつぶれていることが分かります。これは透過測定結果において、この波数領域のピーク(C-H変角振動)が飽和しているためで、飽和した波数領域では正確な差スペクトルを得ることはできません。ATR測定結果では飽和していないため、 1500〜1300cm-1の波数領域でも良好な差スペクトルが得られています。

sadler.png

 

 

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